タロットカード大アルカナの紹介ー⑤

５番「THE HIEROPHANT／法王／教皇」

タロットカード大アルカナ５番「THE　HIEROPHANT／法王／教皇」の紹介をします。
神と人を結ぶ「かけ橋」のような存在。中世において、神の代理ともいうべき尊時で、ある意味皇帝以上の権威を持っていました。
「５」と言う数字は、チャレンジしていくことや、あらゆることを変化させ、エネルギッシュに発展させていく意味などが含まれます。

ウェイト版タロットの「法王」の左手が持っているのは「三重の十字架」です。➡法王のみが使うことができる十字架です。法王が権威を持ち、精神的な支配をする存在のシンボルであることを表します。

教皇が被っている冠は、「三重の冠」で、三位一体「父と子と聖霊」を象徴です。この冠を被っていることが精神的に最も高位の存在であることを示します。

教皇の台座に描かれている「二つの鍵」は、「太陽と超意識」を表す金の鍵と「月と潜在意識」を表す銀の鍵で、天国の扉を開くための鍵と解釈できます。

背景の二本の柱は、白いユリが彫刻されており、教会であることを表します。女教皇の背後にある柱とは異なり、広く公に対して教えが説かれる場所であることを示し、柱の奥は聖域を表します。

また、絵柄の二人の使徒は、法王にひざまずき、教えを請い、それに対して法王は祝福のサインを送っているのが読み取れます。

正位置・・・社会や自分の所属する組織に属し、モラルや伝統を守って従うことで守られて恩恵を受けることができる。特に、祝福される結婚を意味することも有る。
慣習に従う。順応性。慈悲の心。
頼りになる年長者や、上司を意味することも有り、良き相談相手に恵まれる。
人生の転換。心の転換。思いやり。愛情の深まり。愛情面の不可能を可能にする。
宗教（密教的なもの）。オカルト。儀式。幸福への援助がえられる。
忠告。教え。勇気と功名を与える人物。宗教的な慰め。

逆位置・・・属している組織に信頼がおけない。集団から抜け出す。
異端。孤立。不調和。
迷信に惑わされる。誤った情報。ゆがめられた真実。
慈悲や思いやりに欠ける。援助が打ち切られる。情報をつかむことによって得られた権力。
宣伝。歪める。悪意のある忠告。

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